行きたかった

1回目

私は、夢の中にいた。

夢の中で、健二を前にして、足を広げてる。

何を。




「え、いつの間に!って、健二」


私は、ベッドの上にいた。

しかも、毛布、一枚だ。

「あー、起きたのか。祥。重かったけど、触り心地は、気持ちよかったよ」

「あっ…」


私は、慌てた。


「大丈夫。やましいことは、してないから。この部屋は、エアコン、効いてるから、風邪ひかないから、大丈夫。服は、もう少し、乾かしておきたいから、待ってね」

「うん」

「じゃ、何か、服を…」

「服、要る?要らないでしょ?俺の前で、祥は、足を開くんでしょ?」

「そんなわけないじゃない!っていうか、お風呂、浴槽から、泡出るんだったら、言ってよね!」

「ごめん。でも、いい刺激に、なったでしょ?祥」

「そりゃ、まー、ん…」


健二は、私の胸に、手を伸ばしてきた。

「どうして、こうなるの?」

「痛っ。だって、この場所の目的、こういうこと、やる場所でしょ?」

「しないって」

「いつまで、強情、張ってるんだ?大丈夫、怖くしないから、優しくするし。って、祥、さっき、俺の前で、足を開くとか、言ってなかった?」

「あれは、夢…」

「そんな、エッチな夢、みてたのか。そんなに俺と、やりたかったのか。祥って、エロいな」

「違うって」

「うん。そんなこと、言ってないよ、祥は」

「かま、かけたのね」

「ふっんー。でも、そんな夢、みてたのか。俺には、もうけものだな」


そんなこと言いながら、健二の手は、私の胸めがけて、私の体にかけてある、毛布をどけようとしている。


「健二、本当、無理」

「無理って。祥、シャワールームで、言ってたじゃん。聞こえてるよ。シャワールームは、声が、反響するんだよね。小さい声でも、聞こえるんだな」


しまった。

やっぱり、こんなところに、興味で、来るんじゃなかった。

でも、1人じゃ来れないし。

健二も、男だよね。






「あっ…な…もう、やめて…」


健二は、私の口に、キス、していた。

手は、いつの間にか、私のオッパイを揉み、乳首を、摘んだりして、弄っていた。


「祥、オッパイ触って、乳首、弄ってるだけなのに、もう、ちょっと、息、あがってるじゃん」

「そっんな…ことないけど…キスが…き…もち…」

「そんな潤んだ目で、やって欲しそうな表情されたら、説得力ないな。気持ちいいんだ」

「だって…」

「さっきの泡の刺激が、効いたのかな。さっき、祥が、飲んだジュース、実は…」

「実は、な…に…?」

「媚薬効果がある、ジュースだった。そんなに効くとは、思わなかったけど。大丈夫。副作用が出るものは、入ってないから。ただ、祥の体に、効きやすかっただけだから」

「へ…そんな…」

「すぐに、効果がなくなるから、大丈夫。効果が、切れる前に、やろうと」

「な、にっ…それ」

「でも、祥、実は、期待してたんだろう?少し、下も触ってみるね。祥」


私は、抵抗しようとしたけど、触ってもらえる好奇心の方が、強かった。






「濡れてるけど。腰も動いてるよ」


私の体の上に、かかっていた毛布は、何処かにいっていた。

私は、今、あられのない姿だ。


「これ…は…こ…わいから…」

「怖いから、濡れてるの?怖い?」

「んっ…わから…なっい」


本当は、すごく、触って欲しい。

実は、少し前から、期待してたから。

期待しすぎて、我慢が、できない。

でも、私からいうことは、むり。

この時点で、すでに、いろいろな心配事は、忘れてた。











「わからないのだったら、触ってみるから」

「だめっ!」


私が、言い終わる前に、健二は、私の正気を、触っていた。




「濡れてるけど。すごく。さっき、みた時より、なんだか、液体の伸びが、強くなったような」


健二は、周りから、攻めていった。

大陰唇。

クリトリス。

「あ…あっ…けん…ほんと…したい…ごめっ…触って!が…」

いよいよ、愛液が、出てる膣に、触られた。

その時に、健二の小指が、小陰唇を掠める。

自分で、できない、待ちわびたこと。

気持ち良すぎて、失神しかけていた。

その間、健二の片方の手は、私の胸を、弄ってた。














「私…」

「本当に、失神してたよ」

「失神するなんて。失神しかけてたと思ったけど」

「なかなか、意識、戻ってこなくて、本当に、どうしようかと思ったよ。そんなに、俺の手、気持ちよかった?」

「そんなんじゃないから。媚薬飲料のせいよ」

「はい、はい。でも、よかっただろ?媚薬でも入れなきゃ、祥、自分から、求められないだろ?」

「本当に、嫌だったら、どうする気だったの?」

「本当に、嫌だったら、やらないって。飲ませないし」

「ふーん。そうなんだ」

「祥って、意外に堅いもんな」

「そうかな?」

「そうだよ。そして、大丈夫。祥の心配事も、気をつけるから」

「ありがとう」

「それにしても、あの、祥の、やってる時の顔、可愛かったな」

「いつもは、可愛くないってわけ?」

「可愛いって」

「ありがとう」

「やってる時は、特別。あれは、だめだな。幸も、あんな顔、するんだな」

「もう」

「顔、真っ赤」




健二が、急に、また、触ってきた。

急すぎて、抵抗できなかった。
< 5 / 8 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop