氷河くんのポーカーフェイスを崩したい。
「ねえ。これじゃあ、あんたがどんな顔してるのか見えない」
「見なくていい」
「……は?」
見せろ。
でも、もう少しだけ
このままでいても、いいかもしれない。
ドクンドクンって音が心地よくてアイツの胸から耳を離したくない。
「アップしても。こんなにアツくはならない」
アップ……って
ウォーミングアップ?
「なんで」
アイツのカラダが火照ってる。
まるで準備運動してきたみたいに。
なんで、そんなにドキドキしてるの?
「帽子とか借りてんじゃねーよ」
シュシュを外され、ポニーテールがほどけ――
「やっ……」
髪をクシャクシャっとされた。
「な……、なにするの!?」
帽子?
帽子って……まさか。
「ニット帽のこと?」
「見なくていい」
「……は?」
見せろ。
でも、もう少しだけ
このままでいても、いいかもしれない。
ドクンドクンって音が心地よくてアイツの胸から耳を離したくない。
「アップしても。こんなにアツくはならない」
アップ……って
ウォーミングアップ?
「なんで」
アイツのカラダが火照ってる。
まるで準備運動してきたみたいに。
なんで、そんなにドキドキしてるの?
「帽子とか借りてんじゃねーよ」
シュシュを外され、ポニーテールがほどけ――
「やっ……」
髪をクシャクシャっとされた。
「な……、なにするの!?」
帽子?
帽子って……まさか。
「ニット帽のこと?」