氷河くんのポーカーフェイスを崩したい。
そこまで言うことないのにって思う反面
「努力なしで強くなれるとでも?」
これが、当麻氷河なりの優しさなのかもしれないと思えてきた。
自分に厳しいからこそ他人にも厳しくなってしまうのだ。
「時間は有限だ。うまく使え」
この男は甘やかすだけが優しさではないことを、知っている。
それに。
当麻氷河は、どうでもいい相手に、こんな風に言うだろうか。
ひょっとして励まそうと……?
「誰もお前のこと必要としていないなら、部を思って消えてやるんだな」
いや、やっぱり言い過ぎだ。
「……ばあちゃんが」
ラグビー少年が、拳を握る。
「テレビでラグビーの試合見て、お前もなにかスポーツ始めてみたらどうだって言ったんす」
「努力なしで強くなれるとでも?」
これが、当麻氷河なりの優しさなのかもしれないと思えてきた。
自分に厳しいからこそ他人にも厳しくなってしまうのだ。
「時間は有限だ。うまく使え」
この男は甘やかすだけが優しさではないことを、知っている。
それに。
当麻氷河は、どうでもいい相手に、こんな風に言うだろうか。
ひょっとして励まそうと……?
「誰もお前のこと必要としていないなら、部を思って消えてやるんだな」
いや、やっぱり言い過ぎだ。
「……ばあちゃんが」
ラグビー少年が、拳を握る。
「テレビでラグビーの試合見て、お前もなにかスポーツ始めてみたらどうだって言ったんす」