氷河くんのポーカーフェイスを崩したい。
「イガラシさんって意外にイジワルですね」
「意外でもないだろ」
「いえいえ。優しいお兄さんなのに」
「俺が?」
「謎の包容力ありますから」
「そんなの言われたの初めてだな」
「そうなんですか?」
部屋割りをみると、この部屋とフジオの部屋以外は複数人で使うことになっている。
たとえばマネージャーは3人同室だし。
五十嵐さんのVIP待遇は成澤からのプレゼントなのかな。
わたしたちは成澤のおかげで格安でここを利用できている。
「残念だな」
「残念?」
「フリーなら。口説いてたのに」
「こ、今度は真に受けませんよ?」
わたしがビックリしたら面白いんですよね。
「これはホント」
……え!?
ほんと……ほんとって……んん?
「飽きねーな。依里奈は」
ポンと頭を叩くとイガラシさんが部屋から出ていった。
さりげなく呼び捨て。
爽やかに頭ポン。
しつこすぎず、胸キュンのツボをつく
どこまでもスマートにイケメン……
「って、イガラシさん。部屋の鍵、渡し忘れてました!」
追いかけて部屋から出たとき、
「あれあれー。どうして君が五十嵐くんのとこから出てくるの?」
廊下で成澤と鉢合わせした。
「意外でもないだろ」
「いえいえ。優しいお兄さんなのに」
「俺が?」
「謎の包容力ありますから」
「そんなの言われたの初めてだな」
「そうなんですか?」
部屋割りをみると、この部屋とフジオの部屋以外は複数人で使うことになっている。
たとえばマネージャーは3人同室だし。
五十嵐さんのVIP待遇は成澤からのプレゼントなのかな。
わたしたちは成澤のおかげで格安でここを利用できている。
「残念だな」
「残念?」
「フリーなら。口説いてたのに」
「こ、今度は真に受けませんよ?」
わたしがビックリしたら面白いんですよね。
「これはホント」
……え!?
ほんと……ほんとって……んん?
「飽きねーな。依里奈は」
ポンと頭を叩くとイガラシさんが部屋から出ていった。
さりげなく呼び捨て。
爽やかに頭ポン。
しつこすぎず、胸キュンのツボをつく
どこまでもスマートにイケメン……
「って、イガラシさん。部屋の鍵、渡し忘れてました!」
追いかけて部屋から出たとき、
「あれあれー。どうして君が五十嵐くんのとこから出てくるの?」
廊下で成澤と鉢合わせした。