氷河くんのポーカーフェイスを崩したい。
怒ってるの?
それとも――
「ほんとは、わかってる。熱心にノートとって。私には見えないところまで見えてること」
「天ちゃん……」
「馴れ馴れしい」
「え!?」
「――あの、天津さん!」
キッチンにやってきたのは、純真ボーイ。
「さっきの、おにぎり」
「なに」
「旨かったっす!」
…………!
「そんなこと。わざわざ言いにきたの?」
「へっ!?」
「そんな暇あるなら。あなたは肉の1枚でも食べてくること」
「あ、いや。傷つけてしまったかなと」
「はやく肉を食べてきなさい」
「わ、わかったっす」
真柴くんが走って行った。
「ほんと。かわいいよね、真柴くん」
癒し系だ。
「……ガキ」とつぶやいた天ちゃんが、
なんだか嬉しそうな顔をしているように見えたのは気のせいじゃないと思うんだ。
それとも――
「ほんとは、わかってる。熱心にノートとって。私には見えないところまで見えてること」
「天ちゃん……」
「馴れ馴れしい」
「え!?」
「――あの、天津さん!」
キッチンにやってきたのは、純真ボーイ。
「さっきの、おにぎり」
「なに」
「旨かったっす!」
…………!
「そんなこと。わざわざ言いにきたの?」
「へっ!?」
「そんな暇あるなら。あなたは肉の1枚でも食べてくること」
「あ、いや。傷つけてしまったかなと」
「はやく肉を食べてきなさい」
「わ、わかったっす」
真柴くんが走って行った。
「ほんと。かわいいよね、真柴くん」
癒し系だ。
「……ガキ」とつぶやいた天ちゃんが、
なんだか嬉しそうな顔をしているように見えたのは気のせいじゃないと思うんだ。