氷河くんのポーカーフェイスを崩したい。
「でも、テスト期間に突入したこのタイミングじゃ。活動に参加できるのも少し先になるね」
そうなのだ。
気づけばテストがこんなに迫っていた。
「文武両道を掲げてるらしくて、部員は赤点とると……」
「赤点とると?」
「活動停止」
「わお。厳しい」
「ヤバい」
「それって、マネージャーも?」
「うん」
「あちゃー。活動始める前に停止になっちゃうパターンか。ドンマイ」
「やめて沙里。言霊になる」
死ぬ気で勉強するしかないらしい。
「……あと」
これは、すごくどうでもいい話だけど。
「なになに。なんでも話してごらん」
沙里が耳をすませる。
「当麻氷河のこと。……氷河くんって。呼んだ」
そうなのだ。
気づけばテストがこんなに迫っていた。
「文武両道を掲げてるらしくて、部員は赤点とると……」
「赤点とると?」
「活動停止」
「わお。厳しい」
「ヤバい」
「それって、マネージャーも?」
「うん」
「あちゃー。活動始める前に停止になっちゃうパターンか。ドンマイ」
「やめて沙里。言霊になる」
死ぬ気で勉強するしかないらしい。
「……あと」
これは、すごくどうでもいい話だけど。
「なになに。なんでも話してごらん」
沙里が耳をすませる。
「当麻氷河のこと。……氷河くんって。呼んだ」