あなたの隣にいてもいいですか
駅に着き、りえちゃんによろしく。とバイバイして電車へ向かう。
自宅最寄りの駅に着く頃に、牧田さんから、今日はありがと、負けちゃった・・・と短いメールが来た。
プロの世界は厳しいんだろうな。自分が出場した試合に負けるということがどれほどのプレッシャーなのか、私には計り知れない。少しで長く、選手として活躍してほしい、と願うばかりだ。
週が明けて出社してから石田さんに改めてサッカーチケットのお礼を言いに行った。
「ヒロキに会ったんだって?」
「はい。隣の席でした。新入社員研修以来でしたけど全然変わってなくて、すぐわかりました。」
「ヒロキは一瞬誰か分からなかったって驚いてたぞ。
男二人はべらしてたって。」
「はべらして・・・そんなんじゃないです!前に石田さんからもらった雑誌あげたサッカー好きの友人です。その彼女も来る予定だったんですけど、急遽仕事で。その代わりで来た人が男性だったからたまたまです!」
「はは。冗談だよ。ヒロキは茉実ちゃんが本当に牧田のツレだと思ってたからびっくりしてただけだよ」
「本当のツレって彼女だと思ってたってことですか?」
「まあね。アイツが関東の総務にいたとき、少し噂になってたんだよ。有紀もそうだと思ってたくらいだからね。すぐに今は連絡とってないんだって有紀はわかったらしいんだけどヒロキたちはそこまでわかってなかったからね。試合に茉実ちゃんが来るのはヒロキにしてみたら、彼女だから当然、くらいな感じだったんじゃない?」
自宅最寄りの駅に着く頃に、牧田さんから、今日はありがと、負けちゃった・・・と短いメールが来た。
プロの世界は厳しいんだろうな。自分が出場した試合に負けるということがどれほどのプレッシャーなのか、私には計り知れない。少しで長く、選手として活躍してほしい、と願うばかりだ。
週が明けて出社してから石田さんに改めてサッカーチケットのお礼を言いに行った。
「ヒロキに会ったんだって?」
「はい。隣の席でした。新入社員研修以来でしたけど全然変わってなくて、すぐわかりました。」
「ヒロキは一瞬誰か分からなかったって驚いてたぞ。
男二人はべらしてたって。」
「はべらして・・・そんなんじゃないです!前に石田さんからもらった雑誌あげたサッカー好きの友人です。その彼女も来る予定だったんですけど、急遽仕事で。その代わりで来た人が男性だったからたまたまです!」
「はは。冗談だよ。ヒロキは茉実ちゃんが本当に牧田のツレだと思ってたからびっくりしてただけだよ」
「本当のツレって彼女だと思ってたってことですか?」
「まあね。アイツが関東の総務にいたとき、少し噂になってたんだよ。有紀もそうだと思ってたくらいだからね。すぐに今は連絡とってないんだって有紀はわかったらしいんだけどヒロキたちはそこまでわかってなかったからね。試合に茉実ちゃんが来るのはヒロキにしてみたら、彼女だから当然、くらいな感じだったんじゃない?」