あなたの隣にいてもいいですか
やっぱり正美は話していてい気持ちが楽だ。みゆきちゃんの二次会も、気楽に過ごせるだろう。
夜も更けてきたので、寝ることにした。明日の日曜日はみゆきちゃんの二次会の洋服を二人で買いに行こう、と約束して、寝た。

朝ゆっくり起きて、二人でのんびりコーヒーを飲んでいると大雅君から着信があったが、出そびれてしまったので今出先だから、後で電話するね、とメッセージを送る。

「大雅君って連絡良く来るの?」

「まあ、そうだね」

「ふ~ん・・・」

正美が何故か不満気な顔をしながら、そろそろ出ようか、とコーヒーカップを片付けて支度をする。昨日から一日正美が一緒にいてくれて本当によかった。私も、もうすぐ27歳だ。仕事はそれなりにがんばっているが、今は人事部にいるが元々は開発職だ。今後のキャリアプランも考えなくてはならないのに仕事もプライベートも中途半端な気がしてならない。最近気が滅入ることが多かったが、正美といると、焦らなくていいのだと何となく思えた。

二次会用の洋服も無事に買うことができ、正美と二次会までの打合せはもう集合することもないから、と言われ、とりあえずホッとする。あとは当日まで友人関係の出欠確認だけだ。

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