あなたの隣にいてもいいですか
13.別れられるの?
忘れると困るので、帰宅早々、出欠確認のメールを送付したあと、大雅君に電話をかける。
すると、思いがけず落ち込んだ様子の大雅君から驚く内容の話があった。
「結婚を前提に付き合っている人がいるから、会ってほしいって両親に話たんだ。そしたら、両親がりえのこと大反対でさ・・・」
言葉がでなかった。航生さんのご両親に私のことを反対されたのはつい最近の出来事だ。その話も散々大雅君とりえちゃんにしてきた。大雅君も、きっと私の航生さんのことを思い出したのだろう。
「・・・なんで・・・」
「あの子ならいいけどって。あの子っていうのは、高校から付き合ってた例の彼女のことなんだけど・・・」
「実はさ、茉実ちゃんには言ってなかったんだけど彼女と別れ話したあと、やっぱり別れたくない、って家まで来たことがあったんだ。だけど、りえとは別れられないし、彼女には幸せになってほしいからこんな裏切り者の俺と一緒にいるのは絶対に良くないって思って帰ってもらったんだ。
両親はそんなやり取りも感づいてて、りえじゃなくて、彼女にしときなさい、みたいなニュアンスでさ。もう彼女とはそんなんじゃないのにね」
やっぱり彼女もすんなり別れたわけではなかったのか・・高校の時からだと10年近くは大雅君と一緒にいたのだからそう簡単には忘れられないだろう。
しかし、りえちゃんともう結婚の話がでていたことについてもびっくりだ。
「りえちゃんには、話したの?ご両親のこと」
「うん。」
「りえちゃん、なんて?」
「つらそうだった。だけど、ご両親に認めてもらえるようにがんばるって」
「何で?どうしてりえちゃんじゃダメなの?まさか、家柄とか学歴とか・・・」
すると、思いがけず落ち込んだ様子の大雅君から驚く内容の話があった。
「結婚を前提に付き合っている人がいるから、会ってほしいって両親に話たんだ。そしたら、両親がりえのこと大反対でさ・・・」
言葉がでなかった。航生さんのご両親に私のことを反対されたのはつい最近の出来事だ。その話も散々大雅君とりえちゃんにしてきた。大雅君も、きっと私の航生さんのことを思い出したのだろう。
「・・・なんで・・・」
「あの子ならいいけどって。あの子っていうのは、高校から付き合ってた例の彼女のことなんだけど・・・」
「実はさ、茉実ちゃんには言ってなかったんだけど彼女と別れ話したあと、やっぱり別れたくない、って家まで来たことがあったんだ。だけど、りえとは別れられないし、彼女には幸せになってほしいからこんな裏切り者の俺と一緒にいるのは絶対に良くないって思って帰ってもらったんだ。
両親はそんなやり取りも感づいてて、りえじゃなくて、彼女にしときなさい、みたいなニュアンスでさ。もう彼女とはそんなんじゃないのにね」
やっぱり彼女もすんなり別れたわけではなかったのか・・高校の時からだと10年近くは大雅君と一緒にいたのだからそう簡単には忘れられないだろう。
しかし、りえちゃんともう結婚の話がでていたことについてもびっくりだ。
「りえちゃんには、話したの?ご両親のこと」
「うん。」
「りえちゃん、なんて?」
「つらそうだった。だけど、ご両親に認めてもらえるようにがんばるって」
「何で?どうしてりえちゃんじゃダメなの?まさか、家柄とか学歴とか・・・」