あなたの隣にいてもいいですか
翌日は朝から優先度の高いものを処理し、後日にまわせる業務を整理してなんとか19時には会社を出ることができた。

大雅君が会社の前まで来てくれてたのですぐに近くのお店に入る。

「ダメだな。全然りえは納得しない。」

「そうなんだね。まあ、そうなるよね。でも、時間かければ、今のままだとお互いのためによくないってわかるんじゃないの?」

「そんな気がしない。こうなることが分かってて、りえじゃなくて、前の彼女と別れたんだもん。りえの俺に対する執着はいつもホントすごいから」

「じゃあ、全然違う方向で話すれば?他に好きな人ができた、とか、もう付き合てるとか。」

「無理でしょ。それでもいいって言うに決まってるし。それに、相手に会わせろ、とか言い出しそうだよ。余計こじれる」

「だね。。」

「少し、時間を置くしかないかな。それまでは会うことことにはなるかもね。今までどおりの付き合い方はもうしないけどさ」

それは、お互いに触れたり、抱き合ったり、と言うことだろうか。りえちゃんはそれを求めてこないのかな。

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