あなたの隣にいてもいいですか
翌日は快晴だった。バドミントンなんて、いつぶりだろう。大雅君や松嶋君は今もサッカーでいているので、運動自体は楽勝だろう。

約束の時間前に待合せ場所に行くと、大雅君の車が止まっているのが見えた。大雅君1人のようだ。

「おはよう。松嶋君は?」

「直接来るって。お腹すいたよね?何か買って公園で食べよう」

そうだよね。練習メインになるってことはどこかのお店でランチとかはできないか。早めに気付いていれば、お弁当を作ってきたのに。

サンドイッチや飲み物を買って、公園につくと、結構混雑していてびっくりだ。家族連れや友達同士でにぎわっている。適当なところにレジャーシートを引いて場所をとると早速大雅君とバドミントンをやってみる。

完全な空振りばかりで練習相手なんて無理だろうと思っていたら意外にできる!夢中になってやっていたら、軽く30分はたってしまった。

少し休もう、と大雅君に言われレジャーシートに座って、サンドイッチを食べる。

「そういえばさ、このTシャツくれたとき、何枚か持ってて俺がこれ選んだじゃん。他のTシャツって、誰のだったの?」

今日大雅君が着ているTシャツは私がハワイ土産であげたものだ。確かに石田さんや牧田さんに買っていったのも持って行って大雅君はりえちゃんと一緒に選んでいた。

そんなこともあったな、と思っていると、

松嶋君から大雅君の携帯に着信があり、しばらく話していたが今日は都合が悪くなってしまい、合流できないとのこと。

大目にサンドイッチを買ってきたけど・・残念だ。松嶋君と大雅君がバドミントンをやっている姿と見てみたかった。

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