あなたの隣にいてもいいですか
「研修中、私が一人にならないように、ずっと一緒にいてくれて気にかけてくれて、優しくしてくれたから。感謝してる。そういう意味では忘れられない人」
「茉実ちゃんの片想いってこと? 元カレよりやっかいじゃん」
「片想いっていうかさ、そういうのじゃないんだよね。サッカー一生懸命やってて、移籍までしてプロにこだわってさ。世界が違うと思うんだ。陰ながら、ずっと応援してるからがんばってね、って感じだよ。」
「ふーん。まあ、牧田とかはたまたま存在を知ったから根掘り葉掘り聞いちゃったけど俺の知らないとこで、他の男にも出会ってるんだもんね。茉実ちゃん、モテそうだし」
「・・・モテてたら、彼氏がいない期間がこんなに長いはずないと思うんだけど。」
「それはたまたまでしょ?茉実ちゃんってさ、感じがよくて話しやすいのに変に媚びたりしないじゃん。そういうのって居心地いいんだよね。そう思ってるのって俺だけじゃないと思うよ。初対面の男が惹かれるタイプなんだよね、茉実ちゃんって。だから牧田も茉実ちゃんにべったり張り付いて守ってたんでしょ。」
かなり不貞腐れモードでしゃべってる大雅君の表情が初めて見る顔でとても新鮮だ。
「茉実ちゃんの片想いってこと? 元カレよりやっかいじゃん」
「片想いっていうかさ、そういうのじゃないんだよね。サッカー一生懸命やってて、移籍までしてプロにこだわってさ。世界が違うと思うんだ。陰ながら、ずっと応援してるからがんばってね、って感じだよ。」
「ふーん。まあ、牧田とかはたまたま存在を知ったから根掘り葉掘り聞いちゃったけど俺の知らないとこで、他の男にも出会ってるんだもんね。茉実ちゃん、モテそうだし」
「・・・モテてたら、彼氏がいない期間がこんなに長いはずないと思うんだけど。」
「それはたまたまでしょ?茉実ちゃんってさ、感じがよくて話しやすいのに変に媚びたりしないじゃん。そういうのって居心地いいんだよね。そう思ってるのって俺だけじゃないと思うよ。初対面の男が惹かれるタイプなんだよね、茉実ちゃんって。だから牧田も茉実ちゃんにべったり張り付いて守ってたんでしょ。」
かなり不貞腐れモードでしゃべってる大雅君の表情が初めて見る顔でとても新鮮だ。