あなたの隣にいてもいいですか
家に帰り、お風呂を済ませて寝る準備をしていると、大雅君から電話がかかってきた。
「遅くにごめん。もう寝るよね」
「大丈夫だよー。大雅君はもうお風呂入った?」
「うん。入ったよ。
今日、本当はもっとゆっくり話したかったんだけど
俺、後から合流になっちゃったからさ。
今度はもっと早い時間から食事しようね。」
「うん。なんか物足りなかったよね。
私もちょうど大雅君と話したかったんだけど・・・
りえちゃん、岸本さんのこと何て?」
「この前は、ほんのちょこっと会って挨拶しただけだから
何とも言えないとは言ってたけど・・
超、エリートそうだし、誠実そうで、茉実ちゃんのこと
大事にしてそう、って言ってたよ。
ただ、ちょっと怖かったみたい。気さくな感じはしなかったって。」
「ほんと??怖かった?? 航生さんも笑顔だったと思ったけど・・・
何かごめんね。りえちゃん嫌な思いしちゃったかな。」
「ううん。そうじゃなくて。
独占欲が強そうっていうか、りえに対しても嫉妬してそうだったって。」
・・・そうかな。。
りえちゃんに嫉妬するなんてことはないとは思うんだけど・・・
急にりえちゃんと一緒に現れたからびっくりしたのかな。
「それ聞いてさ、俺が岸本さんに会うなんて、この先もなさそうだな、って思った。」
大雅君はそういって笑った。
「あとさ、茉実ちゃんありがとね。」
「ん?」
「彼女のこと聞いても、俺と仲良くしてくれて。
俺のやってることって最低だし、りえのこと思うと、口きいてくれなくなってもおかしくないのに。」
「りえちゃんと大雅君と知り合ったのって、ほとんど同時だったからね。りえちゃんの友達であると同時に大雅君も友達だし。
彼女のこと知った時は衝撃だったけどそれ以上に、もう大雅君のこと、知っているから。
だけどね。
やっぱり今のままずっと続けるのは無理だと思うよ。
大雅君もわかってると思うけど。」
「うん。わかってる。
りえはね、
俺とのことでなんかあったとき、俺には言わずに友達に相談するってことは、ないと思うんだ。まず最初に俺に気持ちをぶつけてくるんだ。だから、大丈夫だと思うんだけど・・
俺もちゃんと考えるから。
茉実ちゃん、ごめん。また話するよ。」
「うん。また食事行こう。」
おやすみ、と言って電話を切る。
りえちゃんと、大雅君、そして、大雅君の彼女。
大雅君の彼女・・・・
皆、つらいだろうな。
「遅くにごめん。もう寝るよね」
「大丈夫だよー。大雅君はもうお風呂入った?」
「うん。入ったよ。
今日、本当はもっとゆっくり話したかったんだけど
俺、後から合流になっちゃったからさ。
今度はもっと早い時間から食事しようね。」
「うん。なんか物足りなかったよね。
私もちょうど大雅君と話したかったんだけど・・・
りえちゃん、岸本さんのこと何て?」
「この前は、ほんのちょこっと会って挨拶しただけだから
何とも言えないとは言ってたけど・・
超、エリートそうだし、誠実そうで、茉実ちゃんのこと
大事にしてそう、って言ってたよ。
ただ、ちょっと怖かったみたい。気さくな感じはしなかったって。」
「ほんと??怖かった?? 航生さんも笑顔だったと思ったけど・・・
何かごめんね。りえちゃん嫌な思いしちゃったかな。」
「ううん。そうじゃなくて。
独占欲が強そうっていうか、りえに対しても嫉妬してそうだったって。」
・・・そうかな。。
りえちゃんに嫉妬するなんてことはないとは思うんだけど・・・
急にりえちゃんと一緒に現れたからびっくりしたのかな。
「それ聞いてさ、俺が岸本さんに会うなんて、この先もなさそうだな、って思った。」
大雅君はそういって笑った。
「あとさ、茉実ちゃんありがとね。」
「ん?」
「彼女のこと聞いても、俺と仲良くしてくれて。
俺のやってることって最低だし、りえのこと思うと、口きいてくれなくなってもおかしくないのに。」
「りえちゃんと大雅君と知り合ったのって、ほとんど同時だったからね。りえちゃんの友達であると同時に大雅君も友達だし。
彼女のこと知った時は衝撃だったけどそれ以上に、もう大雅君のこと、知っているから。
だけどね。
やっぱり今のままずっと続けるのは無理だと思うよ。
大雅君もわかってると思うけど。」
「うん。わかってる。
りえはね、
俺とのことでなんかあったとき、俺には言わずに友達に相談するってことは、ないと思うんだ。まず最初に俺に気持ちをぶつけてくるんだ。だから、大丈夫だと思うんだけど・・
俺もちゃんと考えるから。
茉実ちゃん、ごめん。また話するよ。」
「うん。また食事行こう。」
おやすみ、と言って電話を切る。
りえちゃんと、大雅君、そして、大雅君の彼女。
大雅君の彼女・・・・
皆、つらいだろうな。