あなたの隣にいてもいいですか
9.小休止
翌日、航生さんから電話があり、再来週末、金沢に出張になったから土日金沢に来ないか
とのお誘いだった。しばらく、結婚問題は置いておいて二人で仲良く付き合いたい、というのは航生さんの本音らしい。北海道以来の旅行だ。
この前は真夏の旅行だったけど、金沢はこの時期もしかしたら雪が降り始めるかも。最近、重たい話ばかりだったけど航生さんと、楽しいだけど頃もあったんだな、と何だか懐かしくなった。
その翌日、小塚さんからランチのお誘いがあった。
「はい、雑誌。とりあえず、2冊だけど、どうぞ」
「ありがとうございます!石田さんにもよろしくお伝えください。っていうか、私もお礼言いに行きます」
「うん、じゃあ、お昼終わりで一緒に行こう。石田君、茉実ちゃんがサッカーファンだと思ってるかも」
「ふふっ。人にあげても大丈夫か、後で聞いてみます」
牧田さんは確か小塚さんより年下だ。私の2コ上くらいかな。まだ若いのだkが、他のプロリーグに所属していたのを辞めて今はウチの会社の2部リーグのコーチ兼任だ。確かケガをされて辞めたときいている。
「実は・・・岸本さんと、色々ありまして・・・」
「何?喧嘩でもした?」
小塚さんに、ご両親に反対された、一連の話を聞いてもらった。
「そっか~・・
でも、結婚して、子供できたら親なんて変わると思うけどね。
私の弟の結婚も、ウチの両親反対してたけど子供が生まれたらコロっと変わっちゃって今はすごい可愛がってるよ。お嫁さんのことも大事にしてる」
「・・・
不躾なことお聞きしますけど弟さんのお嫁さん、何がいけなかったんですか?」
「ん・・・何となく? 実は私も反対だったんだよね。ちょっと性格が、弟と合わない気がして」
そっか。会って、そう思ったんだよね。私の場合、会ってすらもらえない・・・
とのお誘いだった。しばらく、結婚問題は置いておいて二人で仲良く付き合いたい、というのは航生さんの本音らしい。北海道以来の旅行だ。
この前は真夏の旅行だったけど、金沢はこの時期もしかしたら雪が降り始めるかも。最近、重たい話ばかりだったけど航生さんと、楽しいだけど頃もあったんだな、と何だか懐かしくなった。
その翌日、小塚さんからランチのお誘いがあった。
「はい、雑誌。とりあえず、2冊だけど、どうぞ」
「ありがとうございます!石田さんにもよろしくお伝えください。っていうか、私もお礼言いに行きます」
「うん、じゃあ、お昼終わりで一緒に行こう。石田君、茉実ちゃんがサッカーファンだと思ってるかも」
「ふふっ。人にあげても大丈夫か、後で聞いてみます」
牧田さんは確か小塚さんより年下だ。私の2コ上くらいかな。まだ若いのだkが、他のプロリーグに所属していたのを辞めて今はウチの会社の2部リーグのコーチ兼任だ。確かケガをされて辞めたときいている。
「実は・・・岸本さんと、色々ありまして・・・」
「何?喧嘩でもした?」
小塚さんに、ご両親に反対された、一連の話を聞いてもらった。
「そっか~・・
でも、結婚して、子供できたら親なんて変わると思うけどね。
私の弟の結婚も、ウチの両親反対してたけど子供が生まれたらコロっと変わっちゃって今はすごい可愛がってるよ。お嫁さんのことも大事にしてる」
「・・・
不躾なことお聞きしますけど弟さんのお嫁さん、何がいけなかったんですか?」
「ん・・・何となく? 実は私も反対だったんだよね。ちょっと性格が、弟と合わない気がして」
そっか。会って、そう思ったんだよね。私の場合、会ってすらもらえない・・・