あなたの隣にいてもいいですか
そうだったんだ。。なんか急に重い話になってしまったけどそういえば、大雅君は用事があったから電話かけてきたんじゃないのかな?と思い返し、それを聞いてみると。

「別に、特に用事はないけど。今日、茉実ちゃんに悪いことしたな、って思ってさ。今日みたいな飲み会は茉実ちゃん楽しくないよね。別にお酒好きなわけじゃないし。本当にごめんね」

「なんで謝るの?本当に嫌だったら私だってさすがに行かないから大丈夫だってば」

「茉実ちゃん、土日は何か予定あるの?」

「うん。土日とも予定入れちゃったんだ。何かあった?」

今までは航生さんと会うことを優先していたから会わない土日は暇だったけど今週は、職場の人にテニスを誘われたから行くことにしている。日曜日は学生時代の友人が結婚するので、その二次会のお店の下見に行くことになっている。

「日曜日、サッカーの試合があるから来ないかなって思ったんだけどさ。」

「あー、残念。行きたかったな。また今度、早めに教えて」

「なんか、茉実ちゃん急に忙しくなったね。前は誘えば結構すぐ会えたのに」

「まあ、一人でいてもしょうがないしね。楽しそうなお誘いには、のることにしてるんだ」

大雅君がそろそろ家につくと言うので、お休み、と言って電話を切った。
< 89 / 175 >

この作品をシェア

pagetop