Snow drop
プープープー……

「そんなに大きな声出さなくても聞こえてるし。」

頬を少し膨らませレイジはムスッとしながらスマホをポケットへと戻した。

「友達?」

私が聞くとレイジは微笑み

「大切な仲間なんだ。」

と言った。

仲間…?なんかのグループかな。
この顔だから芸能人とか??テレビ全く見てないからわかんなーい。

「レイジって芸能人か何か?」

私がそう聞くとレイジはくすくすと笑った。

「芸能人じゃないけどそこそこ有名だよ。」

芸能人じゃないのに有名……?
レイジの言葉に首を傾げ考えていた時勢いよく部屋のドアが開かれた。
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