Snow drop
「あ〜、だからあの名前なんだ。」
口パクであの名前を言うミツキ。
「そうだけど何?てかもう帰らせてくれない?私この後用があるの。」
若干イラつきながら私は彼らに言った。
アツミとレイジは良と言ってくれたが、ミツキだけは今までの軽い口調ではなくしっかりとした声で「駄目」と言ってきた。
「君はもう俺の最愛の人なんだから、他の男のところになんて行かないで。」
は?今なんって?最愛の人?
誰が?私が?ミツキの??
「「嘘でしょ(だろ)!!?」」
私と同時に声を発したのはレイジだった。