Snow drop

「彩月ちゃんとも遊んだんでしょ?1回限りじゃないの?なんで???」

意味がわからないとでも言うようにレイジはミツキを質問攻めにした。
アツミはそれを見てやってしまったと頭を抱えていた。
私ともっ て他にも色々ヤってんのね。

「なんでって、好きだからに決まってるじゃん。」

唐突の爆弾発言にその場にいた私を含む3人の思考は一時中断した。

「嘘だと思うなら今ここで彼女に口付けしてもいい。」

ミツキのその発言に私の中断していた思考は一気に活動を再開し、すぐ様口元を隠した。

「いや、やめて。私キスしないって決めてるから。」

私はキスをしない。
ファーストキスは運命の人と……とかそういうのじゃない。
ただ単に一夜限りの男に口の中を弄られるのが嫌いだからしないだけ。

「あと1個言わせてもらうけど、私貴方の女になんて死んでもなりたくない。
タイプじゃないし。」


私がそう言うとミツキは雷にでも打たれたような顔をし口をパクパクした。
レイジはミツキとは反対にすごく嬉しそうな顔をしており、アツミはゲラゲラ笑っていた。

「貴方のせいで予定に遅れたらどうしてくれるのよ。お遊びに付き合ってるような暇人じゃないの。じゃあね。」
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