Snow drop
てか

「貴方誰?」

私はずっと気になっていたことを聞いた。
すると男はありえないとでも言う顔をし、私を見た。
意味がわからず首を傾げると更に驚いた顔をした。

「もしかして、俺の事知らないの?」

「芸能人か何か?悪いけど私テレビあんまり見ないからしらない。」

この反応レイジみたいだな。

と考え私は今すぐレイジの頬をもにゅもにゅしたい衝動に駆られた。
だが、生憎レイジはいない。

「この街にまだ俺の事知らない奴がいたんだな。俺はイツキ。君は?」

「私は……」

私が名乗ろうとした時スマホが振動し始めた。
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