Snow drop
私はちょっとごめんと一言いい、電話に出た。

『おい何やってんだ。』

「あー、ごめん一服してた。」

電話を掛けてきたのは零だった。この声は怒っている時の声だ。
時計を見ると予定の時刻を越してた。

『直ぐに向かえ。』

「り〜」

そう言い通話は切れた。
私は溜息をつき吸っていた煙草の火を消した。

「ごめん行かなきゃ。じゃあね。」

「え?ちょ、」

イツキが何か言っているが今はそんなことより仕事の方優先だ。
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