Snow drop
レイジが鼻で笑いながら言うとミツキはレイジに殴りかかった。
それを避けたレイジは、ミツキの腹に蹴りを入れる

仲裁に入ろうにも隙がなく、部屋の中で乱闘が続く。
アツミは声を上げ笑いながら2人を応援していた。
全くいい加減にしてくれ……

「ねぇ、アツミ笑ってないで止めてよ!」

総長不在時にこんなことになるなんて。今この状況の中帰ってこられたら困る。

アツミは使い物にならない。俺が何とかするしか……

そう考え大声をあげようとしたその時。

「おい、何やってんだ。」

部屋のドアが開き、ビニール袋を持った総長 セラ が2人を睨む。
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