Snow drop
何なの?スっと言ってくれればいいのに。
私こうやって話長引かせられるの嫌いなんだけど

と若干イライラしているとレイジは意を決したように話し始めた。

「僕実はdivaの幹部なんだ……」

は?diva?

「divaってあの族のdivaの事言ってるの?」

私が聞き返すと彼はこくりと頷く。

でぃーば……ディバ? divaね、へぇ〜

「はぁ!!?divaの幹部!!????」

勢い良く立ち上がり目を丸くする。
こんなに可愛くて愛らしいレイジがあの暴走族の幹部だって!??
喧嘩できるの……?

「あーその顔、喧嘩できないと思ってるの〜?これでも僕恐れられてるんだからねっ!」

心情を読み取ったレイジは頬を膨らませぷりぷりした。
怒っているのだろうけど、私の目には天使にしか見えない。
だいぶ重症
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