Snow drop

(2)

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━ 目が覚めたのは太陽が真上に昇った時
軽く伸びをしてから周りを見渡すが、そこにレイジの姿は無く
静寂が広がるのみだった。

手を下ろした時、右手に何かが触れ
視線を移すと紙が置いてあった。

『 屋上で待ってます。起きたら来てね レイジより』

と綺麗な字で書かれたそれは書き置きだった。
屋上って入れたっけ?
そう思いながらも、待たせるのは悪い、とブランケット達を片付け図書室を後にした。
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