Snow drop

「きっっも……(ボソッ)」

そう呟いて私の体に巻き付く腕を払い除け、レイジは自らの腕の中に私を抱く。

「昨日嫌いって言われたのに懲りてないんだ。大っ嫌いって言われればいいのに〜笑」

童顔の顔に似合わない怖い笑を浮かべそう言ったレイジは私に
ねー?っと同意を求めてきた。

まぁミツキ、私の中では大っ嫌い1歩手前の部類に入ってるからなぁ……

心の中でそう思いつつ顔に笑を貼り付けた。
こういう時は作り笑顔で乗り切るが吉
私は適当に返してニコニコしといた。

「あ?もっぺん言ってみろやクソチビ」

「……は?クソチビっつった?」

何やら不穏な空気になってきたな
私このままここに居たらやばいのでは???
チラリと他の3人を見るが1人は爆笑中1人はミツキを止めようと、もう1人はただ見てるだけだった。
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