Snow drop

何かを察したのか先程まで熱心に誘ってきたアツミは

「それはしょうがない。じゃあまた今度一緒に食べようね!」

と笑顔で言った。
そして彼らは昼食に行くといい、屋上から出ていった。
駄々をこねていたレイジをアツミが、ミツキをイツキが引き摺りながら。


私は彼らが出ていったドアに向かい小さく呟いた

「また今度なんて二度と来ないよ……」

と。
彼らが出てから数分後
私も屋上を後にし、そのまま岐路を歩いた。

彼らとの出会いによって今後の私の運命が変わったなど今の私は知るよしもなかった。


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