Snow drop

色々と準備しているとあっという間に約束の時間は訪れる。


ひと足早く着いたみたいで相手の姿は見えなかった。
私が来たのは人通りの少ない公園
スマホを弄りながら待っているといきなり口元を布で塞がれ、私は抵抗する暇なく意識を落とした。


相手からこの場所を指定された時不思議に思うべきだった
こんなにも人を攫うのに適した場所はないだろう。




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