Snow drop
「ねぇ、この手何?なんで結束バンド?」
「あなたには関係ない 急いでるから離して」
こうして話している間もあいつは私を追ってきているに
「これは合意の上で縛られてるの?」
「関係な……」
「答えて」
そう言ったミツキの顔は普段のおちゃらけ顔ではなかった。
彼の真面目な表情に息を詰まらせていると奴がやってきた。
イカ
ニヤニヤしながら近寄ってきた男は、ミツキの姿を見るや否や怒り始めた
「サキちゃんは僕の物だッッ!!僕の物に触るんじゃない!!」
暗闇でも男が顔を赤くして怒っているのが分かる。
てか、お前の物になった記憶ねーよ。