Snow drop

「僕、九条。九条(クジョウ)レイジだよ。今日ここに転入してきたんだけど、どこに行けばいいのかわかんなくて……。歩いてたらここにたどり着いたの。」

見た目とは裏腹にかっこいい名前。
名は体を表すとか言ったやつ誰だよ。全然違うじゃん。

「へぇーそうなんだ。私は近衛彩月。」

そう言ってから私は

「わかんないならここに居たらいいよ。ここ私しか使ってないからさ。」

実質私の部屋
と付け足し彼に言った。
レイジはキラキラとした笑みを浮かべ大きく何度も頷いた。
私はそれを見て 可愛いなぁ と思いまた抱きしめたくなった。
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