Snow drop
「皆言うんだ。お前はイツキと違って何も出来ないって。 生まれた時にイツキが全部持ってったんじゃないか、って笑 」
笑いながら言うその顔は酷かった
無理に作った笑に泣きそうな瞳 凄く苦しそう。
「でも間違ってないから俺は何も言えない。言い返したくても、俺はイツキより運動神経も頭も良くない。楽器なんて精々カスタネットくらいしか出来ない。」
「」
「昔は俺も頑張ろうとしたよ?でもどれだけやってもイツキには勝てない。
もう疲れちゃって、俺頑張るの辞めちゃった笑
……ごめんね、こんな気まずい話しちゃって。はい、終わったよ〜」
そう言いミツキは薬をしまう。