Snow drop

(4)



暫く笑いあっていると扉をノックする音が聞こえた。

「どこか怪我したの……か、」

焦ったように顔を覗かせたのは彼と瓜二つのイツキだった。

「怪我したのはこの子 俺はなんもないよ〜」

ミツキは手を軽く上げヒラヒラと振る。
安堵の表情を見せたイツキは私を指さし

「そこの女は誰?」

とミツキだけを見て言った。

いや、指さすなや

心の中でツッコミをいれる。
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