Snow drop


「指ささないの〜 この子は近くで怪我してたから手当するために連れてきた子〜」

「まさか名前も知らずに連れてきたの?」

そう言われ、ミツキが吃っていると彼は私の首を掴んだ
一瞬の出来事で反応出来ずにいると

「怪我を装ってこの倉庫に入ったのか? お前サキだろ?援交で有名な!」

あ、この流れ知ってる

私はこの後に続く言葉を簡単に想像出来た。

「汚らわしい女」

思った通りの言葉を返され、私は微苦笑を浮かべる
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