Snow drop
援交してるってだけで私の事何も知らないくせに笑

「何笑ってr」

「その手を離せ 彼女は怪我人だ 見てわかんねぇの?」

イツキの言葉を遮るとミツキは私を掴む手を握る。

「でも此奴は……!」

「今すぐ離せ」

イツキは迫力に負け、腕を下げる。

ゴホゴホ咳き込む私の背中を撫で、大丈夫かと問いかけるミツキに私は首を縦に振る。
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