自動車学校殺人事件〜バカなアイツは名探偵〜
「もう〜!とぼけないでくださいよぉ〜!私のために用意してくれたんですよね?」
珠美がそう言って見せたのは、「今日も頑張っていきましょう!よかったら、これをどうぞ」と書かれた紙とサプリメントだった。美容に効果があると話題のサプリメントだが、価格が高いとネットで騒がれている。
「え?他の人じゃないんですか?」
「名前が書いてあるのに?」
旬はそんなサプリメントを買うことはないし、珠美のデスクに置いたりはしない。しかし、その紙には旬の名前が書かれており、筆跡も旬のものと似ている。
「とっても嬉しくて、早速飲んじゃいました〜。これで綺麗になりますね!」
クエスチョンマークを浮かべる旬に珠美は笑い、鼻歌を歌いながらデスクに戻っていった。
今日は土曜日のため、朝から高校生がやって来る。こんにちは、と言いながら美竜もやって来た。
相変わらず危なっかしい美竜の運転に冷や汗をかき、模擬では解説をし、学科教習をすると午前中だけで忙しい。
珠美がそう言って見せたのは、「今日も頑張っていきましょう!よかったら、これをどうぞ」と書かれた紙とサプリメントだった。美容に効果があると話題のサプリメントだが、価格が高いとネットで騒がれている。
「え?他の人じゃないんですか?」
「名前が書いてあるのに?」
旬はそんなサプリメントを買うことはないし、珠美のデスクに置いたりはしない。しかし、その紙には旬の名前が書かれており、筆跡も旬のものと似ている。
「とっても嬉しくて、早速飲んじゃいました〜。これで綺麗になりますね!」
クエスチョンマークを浮かべる旬に珠美は笑い、鼻歌を歌いながらデスクに戻っていった。
今日は土曜日のため、朝から高校生がやって来る。こんにちは、と言いながら美竜もやって来た。
相変わらず危なっかしい美竜の運転に冷や汗をかき、模擬では解説をし、学科教習をすると午前中だけで忙しい。