自動車学校殺人事件〜バカなアイツは名探偵〜
「お兄ちゃんは超えて運転しますよ!私、その後ろに乗ったことありますし〜」
「まあ、速度のことは知らない人が結構多い……って後ろに乗ったの!?原動機付自転車は一人乗りだよ!!何やってんのさ!!」
「風が気持ちよかったです!私も早く仮免許取って原動機付自転車を練習したいな〜」
「……次の問題に行くよ?「緊急自動車が近づいてきた時は、交差点を走行中の場合、直ちに停止する」。これも学科で散々言ったよね?交差点を避けて一時停止しないと、緊急自動車の邪魔になるんだよ。最悪、緊急自動車の妨害をしたってことで逮捕されることもあるんだよ」
「ええ〜……。お兄ちゃん、ど真ん中で止まってたんだけどな〜……」
「君のお兄さんは、どこの自動車学校に通ってたの?もう一度教習を受けた方がよさそうだけど」
学科教習で散々旬が話したことを、目の前の美竜は何一つ覚えていない。旬が頭を抱えると、「お兄ちゃんはこの自動車学校を卒業しましたよ!」と美竜は笑う。
「まあ、速度のことは知らない人が結構多い……って後ろに乗ったの!?原動機付自転車は一人乗りだよ!!何やってんのさ!!」
「風が気持ちよかったです!私も早く仮免許取って原動機付自転車を練習したいな〜」
「……次の問題に行くよ?「緊急自動車が近づいてきた時は、交差点を走行中の場合、直ちに停止する」。これも学科で散々言ったよね?交差点を避けて一時停止しないと、緊急自動車の邪魔になるんだよ。最悪、緊急自動車の妨害をしたってことで逮捕されることもあるんだよ」
「ええ〜……。お兄ちゃん、ど真ん中で止まってたんだけどな〜……」
「君のお兄さんは、どこの自動車学校に通ってたの?もう一度教習を受けた方がよさそうだけど」
学科教習で散々旬が話したことを、目の前の美竜は何一つ覚えていない。旬が頭を抱えると、「お兄ちゃんはこの自動車学校を卒業しましたよ!」と美竜は笑う。