真田くんはプレイボーイ
「うん!いいね!やっぱ似合ってる!その色にして正解だった!」
「えへへ、ありがとう!」
少しずつでいい…
真田くんのことは忘れていこう…
真田くんのことは…
っ
「ごめん…さきちゃん。ちょっと保健室行ってくる」
「え、どうしたの?やっぱ…辛い?」
「ううん、ただ、お腹壊しちゃってさ」
「ついていこうか?」
「大丈夫!」
早足で教室を出る
急いで人通りの少ない南の廊下に向かう
真田くんが熱で座り込んだ場所に座る
ポタポタ
「はは…」
ダメだ…思い出すと泣いちゃう
忘れられないよ…
無理だよ…
だって
こんなにも…
「…好き」