真田くんはプレイボーイ



「多分いきなり何がやりたいかって聞いても意見がばらけると思うからいくつかこっちで候補をあげよう」


「なるほど!いいねそれ!」


今日は放課後に残って会議中である⭐︎


「北野は何やりたい?」


「んー…喫茶店とか王道もいいけど、ダンスとか演劇とかステージ使うのもやってみたいなーって思う!」


「ああー劇かぁいいね。北野得意そう笑」


「ええー!そうかなぁ」


思わず照れて笑う


できる?私ロミオーってできる?


「ダンスもいいね。劇や喫茶店よりはるかに予算を抑えられる。クラスTシャツとか作るんだったらダンスの方がいいね」


おお…


「すごいね片桐くん。なんか…さすがっていうかしっかりしてるね。すごく頼りになるよ」


「そう?」


「うん!私も頑張るよ!片桐くんに負けないように!」


「…ふふ。期待してるよ」



それからしばらく毎日のように放課後集まった


そのせいで真田くんとはなかなか一緒に帰れない


「圭花ぁー今日も会議なの?」


「うん」


「ったくそんなに何喋ってんだよ」


「文化祭のことだよ?」


「んー…それはそうなんだけどさ」





いつもよりぎこちない表情の真田くん


珍しい


「片桐と2人?」


「うん」


「…ふーん」




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