真田くんはプレイボーイ
学校につくと当然のように離れていってしまう
「おはよー!聡志」
「おっはよ!七香」
「さとしー!はよー!」
「お?美樹髪型変えた?可愛いね」
…
はぁ
いくら私がポジティブガールと言えど
流石にこれを見て平気でいられるほど強くはない
ぐっと下唇を噛み笑顔を保つ
「けーいか!」
あ!
「さきちゃん!おはよう!」
「おはよう!」
さきちゃんとは私の良き理解者で親友のべっぴんさん!
「あ、また下唇噛んだ?」
ぎく
「それへんな跡つくからやめなって言ったでしょ?」
「ご、ごめんなさーい」
さきちゃんは私の視線の先を見た
「またあいつか」
「…へへ」
「いい加減別れなよ。見てるこっちが辛いよ」
「…でも初恋だから中途半端にしたくないの!出来る事全部やるんだぜ!」
「…そっか、圭花は強いね」
「そうかな!」
さきちゃんがいてくれるからだよ!