BLOODY REAPER
リオさんに連れられてやってきたのは、 かなり広い応接間。

応接間！！？

いろいろ突然過ぎてよく見てなかったけど、 この家もしかしてかなりの豪邸！？

応接間なんて普通ないよね。

「おい何つったってんだよ、 そこ座れ」

「は、はい。すみません...」

「ふはっ、お前めっちゃ従順じゃん」

リオさんは笑うと、 私の両頬を掴んだ。

そして顔を耳に近付けると

「余計しつけたくなる」

「ひゃっ！！」

びっくりして、 思わず突き飛ばしてしまった。

しつけるって何。 私はペットじゃないです！

「ははっ、 まぁいいから早く座れ」

しぶしぶと大きな椅子に座る。

すごいなぁ、 この死神家。

本当かどうかは別として、夢だとしても初めてだ。

「呼んできたよ〜、リオくーん」

「おう、お前らも座れ」

ヨウさんの声に顔を上げると、 そこには他3人の男の子たちの姿があった。

「なんだよ、 見張り当番終わったかと思ったら。こいつのことなんてどうでもいいんだけどオレ」

そう冷たく突き放す彼は、さっきまで私のことを見張ってた人。

その両隣は見たことない子達だった。
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