正しい恋を教えてください。
下を向いていた古海が顔をあげようとすると、




「見んな」




と言って手で目を隠された。




「なに!?」




「どうせあんたも俺の顔目当てだろ」




(そもそも誰よ?!)




「あなた誰よ!」




と言うと彼は、手を離した。




上を向くと、




「あ…。私、あなたの顔とかどうでもいいですから...!」




そこにはハルがいた。




ハルは驚いたような顔をしてその場を去っていった。
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