正しい恋を教えてください。
「古海さんを編入するって事実でしょうか?」




「ああ。君たちみたいな古海の環境に悪いやつの中に入れておくわけにはいかない。」




そういって古海の父親は、家に戻っていきそうだった。




來は、どうしても諦めきれず、頭を下げた。




「ごめんなさい!私がこんな見た目だから古海が隣にいたら引かれるかもしれない...!けど!少しだけかもしれないけど古海には信頼してもらってると思ってます!」




古海の父親は、呆れた顔をして苦笑いで來や、ハル達に言った。




「君たちに、古海のなにがわかるんだい?どうせいじめてるヤツらだってこの中にいるだろ?」




後ろ側にいたクラスの人たちが少し戸惑った。
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