正しい恋を教えてください。
机と睨めっこしていると、ドアをノックもせずに、義母が入って来た。




「いいねぇ。あんたは、親のスネかじっていい高校にも通えてさ。」




「...か...なん...せん...。」




「は?声が小さいよ!!」




「なんでもありません...。」




義母は、舌打ちをして出て行った。




すると、携帯から通知音がした。




『今から会えないか?』




海斗からだった。




『ごめん。お父さんが部屋から出るなって。』




『そっか。大好きだからな。』




古海は、そのメールに返信できなかった。




壁にもたれてうつけていた。
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