私が月を支配するとき、貴方は嗤う


きっかり2時間後に目を覚ました。


「航、、今何時」

眠気から覚めた私は航に訪ねた。

「あっ、おはよう、今?1時だよ。」
「あぁ、ありがと」
「なぁ、。麗、何かあったか?」

夢を見ていたときに魘されていたらしく、航に心配された。

まぁ、無理もない。あの日以来私は何もかもを失ってしまったのだから。

人の感情さえも___


「大丈夫だよ、何もない」
「それならいいんだが、、無理だけはするなよ?」


ぎこちなく話す航に何か違和感を感じながらも返事をして、仕事を始めた。 
あの航は何かを隠してるときの顔だな、。

まぁ、大体察しがつくがあとでちゃーんと聞くとして………仕事をやろう。

人使いが荒い人に匿われると本当に大変だと最近身を持って思う。

自分ですればいいものの、、とかよく思うけどそんなこと言ったら可哀想だからやめておこう。


今日の仕事は、、

えーっと、レポートと配布物の作成か、

2時間もあればできる量だから早く終わらせたいと思い、仕事に集中した。



レポートを作成し、メールで送信し終えると、配布物を作った。  


こんなの作って誰が読むんだよ。とか思うけど、まぁ私には関係ないし、と割り切り仕事を全うした。


全部の仕事が終わったのは2時15分だった。


「はぁー!!!終わったーー!」

「麗お疲れ、流石だな」

「あぁ。でもこの量は流石に疲れるな、、」

「まぁ、これやるから休め。」

そう言って、りんごジュースとマカロンを渡された

「ありがと。これ好き。」

「だろうと思って買ってたんだよ」

「なぁ、、航。何隠してんだ?」

あまり似も言う気配が無いので自ら聞いた。

「な、なにって、、それは、、、」

それは、私が寝ている間に起こった出来事だった_____

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