アンバランスな愛情
「調べてみる?
手を貸すよ」

海堂が車のロックを外す
俺は助手席に座った

「調べるって
何をどうするんだ
俺には何のツテもない」

「おいおい
お前はこれからホストに
なるんだぞ?

そして俺はホストのオーナー
金持ち女の情報なら
いくらでも…ん?」

海堂の言葉に
俺は笑った

「そうだな
でも、遠慮しておくよ」
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