アンバランスな愛情
写真
俺は職員室で保健室の鍵を取ってから
保健室に入る
自分の机の上に鞄を置いて
引出しの鍵を開けた
一番下の引出しの中に
鞄をいれるが
白い封筒が
引出しの中に入っていた
昨日は
こんなものは無かったのに
見落としていたのだろうか
俺は封筒の中身を見た
写真が十数枚、入っていた
どの写真も
俺とスミレが激しく抱きあっている
ものばかりだ
保健室のベッドで
俺の部屋で
ベランダでキスをしている写真もあった
封筒の中には
写真しか入っておらず
どういう意図をもって
この封筒を
俺に見せたのか
わからなかった
一つ言えることは
俺とスミレ以外にも
俺たちの関係を知っている者が
どこかに存在しているということだ
知られないように
注意を払っていたつもりだったが
自分の注意が足りなかったようだ
ガラガラ
静かに保健室のドアが開く
俺は慌てて
写真を引出しの中にしまった
「瑛ちゃん?」
スミレが立っていた
「あ、ああ
どうした?」
「うん
お弁当、作っちゃった」
スミレが笑顔で
手をあげて
ピンクの弁当袋に入っている
弁当箱を見せてくれた
保健室に入る
自分の机の上に鞄を置いて
引出しの鍵を開けた
一番下の引出しの中に
鞄をいれるが
白い封筒が
引出しの中に入っていた
昨日は
こんなものは無かったのに
見落としていたのだろうか
俺は封筒の中身を見た
写真が十数枚、入っていた
どの写真も
俺とスミレが激しく抱きあっている
ものばかりだ
保健室のベッドで
俺の部屋で
ベランダでキスをしている写真もあった
封筒の中には
写真しか入っておらず
どういう意図をもって
この封筒を
俺に見せたのか
わからなかった
一つ言えることは
俺とスミレ以外にも
俺たちの関係を知っている者が
どこかに存在しているということだ
知られないように
注意を払っていたつもりだったが
自分の注意が足りなかったようだ
ガラガラ
静かに保健室のドアが開く
俺は慌てて
写真を引出しの中にしまった
「瑛ちゃん?」
スミレが立っていた
「あ、ああ
どうした?」
「うん
お弁当、作っちゃった」
スミレが笑顔で
手をあげて
ピンクの弁当袋に入っている
弁当箱を見せてくれた