アンバランスな愛情
スミレは弁当を置いて
保健室を出て行った
俺は一人になると
引出しにしまった写真を
取り出した
抱き合う自分たちを見つめ
いつ撮られたのかを
想像した
何のために
写真を撮り
何のために
ここに置いたのか
何か要求があるなら
封筒に同封されているはず
でもここには
何も入っていない
気になった
どうすればいいのか
悩んでいても
答えがわかるわけじゃない
また近いうちに
写真を入れた人間が
アクションを起こすだろう
それを見てから
次の行動を考えるまで
今は
できるだけ
スミレとの接触を控えたほうがいいかもしれない
「弁当は
まずいよな…」
明日から作らないように
メールしておこうと
俺は思った
保健室を出て行った
俺は一人になると
引出しにしまった写真を
取り出した
抱き合う自分たちを見つめ
いつ撮られたのかを
想像した
何のために
写真を撮り
何のために
ここに置いたのか
何か要求があるなら
封筒に同封されているはず
でもここには
何も入っていない
気になった
どうすればいいのか
悩んでいても
答えがわかるわけじゃない
また近いうちに
写真を入れた人間が
アクションを起こすだろう
それを見てから
次の行動を考えるまで
今は
できるだけ
スミレとの接触を控えたほうがいいかもしれない
「弁当は
まずいよな…」
明日から作らないように
メールしておこうと
俺は思った