アンバランスな愛情
きっと
そうだ!
誰かを苦しめたいって
私を苦しめたいんだ
それか瑛ちゃん?
写真や手紙を見て
おびえる私が
瑛ちゃんに助けを乞う
それを見てまた
私を脅して
学校中に二人の仲を
公表して
苦しめるつもりなんだ
なんてひどい男なの
文句を言ってやる
「スーちゃん?」
電話の向こうで
光ちゃんが不安そうな声をあげる
「あ
ごめん
悩み事はたった今
解決したよ
すっきりした
光ちゃんのおかげね」
「あ、そう
大丈夫なら
いいんだけど
無理はしないでね」
光ちゃんとの電話を切った
学生鞄の中から
大河原さんの名刺を取り出した
探偵事務所に電話した
「はい?」
「大河原 龍之介さんはいますか?」
ぶっきら棒に訪ねた
「私ですが?」
「橘 すみれです!
あの写真
どういうつもりですか?
失礼です
手紙も!
私を脅して
苦しめたなら
違う方法だってあるはずです
っていうか
人を苦しめるなんて
大人がやることじゃないわ
卑劣よ
卑怯よ」
そうだ!
誰かを苦しめたいって
私を苦しめたいんだ
それか瑛ちゃん?
写真や手紙を見て
おびえる私が
瑛ちゃんに助けを乞う
それを見てまた
私を脅して
学校中に二人の仲を
公表して
苦しめるつもりなんだ
なんてひどい男なの
文句を言ってやる
「スーちゃん?」
電話の向こうで
光ちゃんが不安そうな声をあげる
「あ
ごめん
悩み事はたった今
解決したよ
すっきりした
光ちゃんのおかげね」
「あ、そう
大丈夫なら
いいんだけど
無理はしないでね」
光ちゃんとの電話を切った
学生鞄の中から
大河原さんの名刺を取り出した
探偵事務所に電話した
「はい?」
「大河原 龍之介さんはいますか?」
ぶっきら棒に訪ねた
「私ですが?」
「橘 すみれです!
あの写真
どういうつもりですか?
失礼です
手紙も!
私を脅して
苦しめたなら
違う方法だってあるはずです
っていうか
人を苦しめるなんて
大人がやることじゃないわ
卑劣よ
卑怯よ」