アンバランスな愛情
通学
「おはよう
すみれちゃん」
私は杉田先輩に背中を叩かれた
振り返ると
笑顔の杉田先輩がいた
「おはようございます」
「どうしたの?
暗い顔をして
何か悩み事?」
「大丈夫です」
相談できないよ
瑛ちゃんとの仲を知らない
先輩には
写真のことは言えない
私は無理に笑顔をつくって
笑って見せた
「駄目だよ
無理に笑っても」
え?
「つらいときにつくった
笑顔には
心がつらいって
叫んでるから
笑っても
すみれちゃんが
苦しんでるのがわかるよ」
優しいな
杉田先輩は
でも甘えられないよ
瑛ちゃんの仲を
知られるわけには
いかないから
私が一人で解決しないといけないんだ
すみれちゃん」
私は杉田先輩に背中を叩かれた
振り返ると
笑顔の杉田先輩がいた
「おはようございます」
「どうしたの?
暗い顔をして
何か悩み事?」
「大丈夫です」
相談できないよ
瑛ちゃんとの仲を知らない
先輩には
写真のことは言えない
私は無理に笑顔をつくって
笑って見せた
「駄目だよ
無理に笑っても」
え?
「つらいときにつくった
笑顔には
心がつらいって
叫んでるから
笑っても
すみれちゃんが
苦しんでるのがわかるよ」
優しいな
杉田先輩は
でも甘えられないよ
瑛ちゃんの仲を
知られるわけには
いかないから
私が一人で解決しないといけないんだ