アンバランスな愛情
視線を上げた瑛ちゃんと

私は目が合った

瑛ちゃんは驚いた顔をしていたけど
すぐに
お母さんと会話をして


そして駐車場を出て行った

瑛ちゃんと別れたお母さんは
自分の車に乗って

どこかに行ってしまった

残されたのは私だけ


いつもそう

私は置いて行かれる

二人に

お姉ちゃんにも
光ちゃんにも

結局
私は
ずっと一人なんだ

そんな気がした
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