アンバランスな愛情

スミレの部屋

何か月ぶりのスミレの部屋だろう
俺はゆっくりと
スミレの部屋の入った

全然、変わってなかった

部屋をドアを閉めると
すぐに

愛し合った

ずっと
願っていた

スミレを抱くことを

この腕で
スミレを抱きしめたかった

スミレは俺にしがみついた

幸せな時間だった

ずっと
こうしていたい

「ゴールデンウィークにね
お姉ちゃんと一緒に
光ちゃんに会いに行くんだ」

俺の腕の中で
スミレが話した

「光汰に?」

「うん
お姉ちゃんと別れたけど
凄く気にしてて

男遊びが激しいようなら
連れてきてほしいって
言ってた」

「光汰らしいな」

「うん
また二人が付き合うといいな~」

「付き合うだろ
離れられない関係だ」

「私と瑛ちゃんみたいに?」

「ああ」

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