私立 夢の丘高校
ポーチに入れてある鍵を出して開けた。
ーーガラガラガラ。
ドアを開けると誰もいなくて、多分授業受けに行ったみたい。
中に入り、真ん中に置いてある3人掛けのソファーに寝っ転がった。
はぁ、ここに来るとすごく落ち着く。
1ヶ月も来れなかったから余計にね。
華のJKなのにマネージャー仕事入れすぎだし、高校生活エンジョイさせろっつーの。
ーーガラガラガラ。
「わっ、朱莉ちゃんいたんだ」
「きゃー!!久しぶりー!!会いたかったよー!!」
「ちょ、朱莉ちゃん落ち着いて」
と言いながらも私のハグを受け入れてくれているのは、2個下のひかりだった。